コレクション: Myer Halliday-スコットランド・エジンバラの作陶家
History歴史
スコットランド・エジンバラを拠点に磁器・陶器を製作している
Myer Halliday氏。Glasgow School of Artを卒業し作陶を開始。
テクスチャーと手描きデザインの融合が彼の作品の特徴です。
素材はParianという磁器の一種を使用しており、1840年代に英国のコープランド社で開発された材質です。磁器表面に光沢もなく半光沢で大理石のような乳白色をしているのが特徴です。
原料は長石を約70%を含んで1100度程度の中温で焼かれると、非常に粘りがあって微細な造型表現に向いており、磁器彫像用の原料として使われてきました。Parianとは、「パロス島の」という形容詞の名詞用法で、ギリシア彫刻に用いられた大理石の多くは、このパロス島産であったことから、その磁器面の質感を古代ギリシア・ローマの大理石彫刻になぞらえて、Parianと呼ばれています。この名称を付けたのは、ミントン社及びウェッジウッド社であるとされています。
全ての作品をひとつひとつ研磨し滑らかな質感にし、セラミックインク、エナメルによる手描きでハンドピースを仕上げています。